宅建や賃貸不動産経営管理士の資格を取るための「勉強時間」について思うこと
先日、「賃貸住宅管理業者登録制度が法制化!どうなる賃貸不動産経営管理士!」という記事を書いている時に、ふと気になったことがあるので、そのことをグダグダと語っていきたいと思います。
不動産業者が語る内容なので、参考程度にお読み下さい。
賃貸不動産経営管理士試験 勉強時間
間もなく新年度を迎えます。今年こそ、宅建士や賃貸不動産経営管理士の資格を取りたいと思っている人が多いかと思います。
賃貸不動産経営管理士(宅建なども含めて)の試験を受けようと考えいている人の多くは、特に独学で勉強をしようとしている人は、だいたいどのくらいやれば良いのだろうと思うわけです。そうすると過去の合格者たちがどのくらいの時間をかけてやったか気になります。実際に私も最初は気にしました(笑)
賃貸不動産経営管理士 勉強時間
と、検索すると色々出てきます。
しかし!
平均の勉強総時間数が何時間とか、どうでもよくないですか?
目的は資格を取ることです。何時間勉強したら合格するわけではないんです。
人によって人生経験、個人差があるんですから、人によっては1週間ぐらいで十分、半年以上時間が必要など、それぞれです。
宅建の資格を持っている人、賃貸管理の現場で働いている人、大学時代に法学を学んだ人などは、圧倒的に有利です。受かるための勉強時間が少なくて当然です。
でも、宅建の勉強したことがない人、不動産とは全く縁もゆかりもない会社で働いている人、法律に関して全く触れたことのない人などは、かなり時間を要するでしょう。
さらには、20代の人はまだまだ記憶力がありますが、50代、60代となると記憶力が低下しているでしょう。
何で勉強時間を気にするんでしょうか?
自慢げに「私は賃貸不動産経営管理士試験の勉強は1週間前から始めて受かりました!」とSNSで語っている人がいますが、こういう人は特殊です。こういう人に感化されちゃだめです。
時間をかけて勉強することが恰好悪いですか?頭が悪いと思われたくないのですか?
頭が悪くて結構、勉強時間が何ヶ月かかろうがいいじゃないですか。
勉強する目的は、あくまでも資格を取ることです。受かればみんな一緒です。
だから、受かる状態まで勉強すれば良いんです。
敵を知り己を知る
まずは、賃貸不動産経営管理士試験を受けようとしている人は平成27年度あたりの過去問(過去問でも簡単な方です)をやってみて下さい。
解いた後に答え合わせをする中で、
・解ける問題
・全く分からなかった問題
・言われてみればそうだよねと思える問題
に分類できるかと思います。
さらに、テキスト(公式テキスト「賃貸不動産管理の知識と実務」)を一度ざーっと目を通してみて下さい。
・知っていること
・全く知らなかったこと
・言われてみればそうだよねと思えること
に分類できると思います。
宅建の勉強したことがある人、実務で賃貸管理をしている人は、テキストの内容は知っていることが多いでしょう。全く実務の経験のない人は、知らないことが多いでしょう。
試験はどういう問題が出題されるか、その問題は自分でどのくらい知っているのか、
敵を知り己を知るです。
これらを踏まえて、どのくらい勉強しなければならないかを考えてみて下さい。
※特に今年は、敵の見えない部分(問題数、試験時間の増加)があります。過去の敵とは多少異なるかもしれません。
※ちなみに、公式テキストの「賃貸不動産管理の知識と実務」は「実務」という言葉が入っているように結構使えるテキストだと思っています。
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