おかわり君こと西武ライオンズの中村剛也選手がまもなく通算三振数が歴代1位ということで、色々深掘りしてみた
西武ライオンズのおかわり君こと中村剛也選手がまもなく通算三振数が歴代1位という記事がありました。
三振はネガティブ要素?なので、少し気になり色々深掘りしてみました。
通算三振数歴代TOP10の顔ぶれを見ると
上の表を見て頂ければ分かるように、中村剛也選手は通算三振数は現在2位です。
※2021年までの成績
2022年に三振を42個すれば、清原和博さんの記録を抜き、さらにあと86個で前人未到の通算三振数が2,000個となります。
通算三振数歴代TOP10を見ると、びっくりするぐらい凄い打者たちです。
この10人のうち谷繫元信さん、新井貴浩さん以外の8人が通算本塁打数が上位20位以内です。
さらに、名球会入りの資格である通算2,000安打に達成していないのは、中村剛也選手とタフィ・ローズさんの二人だけ。
長い間活躍している選手は、当然三振数も多くなります。
通算三振率は中村剛也選手がトップ
長期間選手として活躍していればそれだけ安打数や本塁打数だけでなく、三振数も増えるのは当たり前でしょう。
そこで、三振率というものを計算してみました。
※三振率とは、何打席で1回三振をするかという数字
※データを増やすために歴代通算三振数TOP20で見ました
三振数は打数が多ければ多いほど増えるわけですから、三振率を見ると実際に三振の多さが分かります。
谷繫元信さんや金本知憲さんは通算打数が多いので三振数も多いですが、三振率は順位を下げています。
その通算三振率では、中村剛也選手が1位となりました。
このままいけば、三振部門では中村剛也選手が全て1位になるでしょう。
個人的に面白いなと思ったのが、現役時代に「ブンブン丸」と言われた池山隆寛さんが三振率で上位にいるのは、まさに印象通りだなと。意外だったのは門田さんや衣笠さんのようなブンブン振り回すように見えるタイプが三振率では下位になったことですか。
三振はネガティブ?
では、中村剛也選手は三振は多いですが、選手としてどうでしょうか?
凄い強打者ですよね。
本塁打王6回、打点王4回、そしてベストナイン7回のタイトルホルダーです。
現役生活20年以上になります。
通算本塁打数も今年中に、長嶋茂雄さんの444本を抜いて14位となるでしょう。
※5月7日に444号、5月13日に445号を放ち、歴代14位となりました。
あと3年現役が続けば、通算500本塁打もありえるかもしれません。
三振はネガティブに捉えられています。それは当たり前です。
三振は攻撃側にとっては何も起こらずにただアウトを1つ増やすだけですから。
そもそも打てない打者が三振をすれば、それはネガティブです。
しかし、三振が多いけどそれをカバーする得点力、つまりは本塁打、長打力があればいいわけです。
強打者は三振が多くても、本塁打が打てるというだけで相手投手にプレッシャーをかけることもできます。
三振かホームランか。これはかなりポジティブ要素です。
ちなみに通算本塁打率は?
本塁打率とは、何打数でホームランを打てるかという数字です。
通算本塁打数上位20人(400本以上)の人で見てみると、
王さんも田淵さんも昭和時代、タフィ・ローズさんは別格、
こうしてみると、現代野球の中で、中村剛也選手の本塁打率は特筆すべき数字です。
これだけホームランを打てるとなると、三振のイメージもかき消されるでしょうし、相手ピッチャーからすれば常にプレッシャーとなるでしょう。
三振かホームランか。
強打者にとっては誉め言葉かもしれません。
中村剛也選手は凄いんです!
どんなに三振数が増えようとも、中村剛也選手の凄さは変わりはありません。
本塁打率は、特筆するものがあります。
どんだけ三振をしようが、それを補う、いや三振の印象をかき消すぐらいのホームランを打っています。
しかも、現役生活も20年以上。
さらに、身長もプロ野球選手としては小さい方。
とにかく、凄いです。
追記:通算三振数日本新記録達成!
2022年7月6日、西武VSオリックス戦にて、
おかわり君(中村剛也選手)がついに、
清原和博さんがもっていた通算三振数を抜きました!
日本新記録の通算三振数は1956個です。
おめでとうございます!とは言いにくいですが・・・(苦笑
でも、試合にたくさん出て、打席にたくさん立たないと三振もたくさんできません。
20年以上も現役で続けているおかわり君(中村剛也選手)に敬意を表します。
なので、あえて、おめでとうございます!
まだまだ若手に負けずに頑張って下さい!
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