2020年版 人気設備ランキング!
「入居者に人気の設備ランキング」とは、週刊全国賃貸住宅新聞が管理会社にヒアリングを行い、毎年発表している設備ランキングです。
今年はコロナ禍ということで、設備ランキングにどのような影響が出ているのか興味深いものです。
このランキングは全部で4種類。「この設備がなければ入居しない」「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」という2つの内容に、単身者向け・ファミリー向けそれぞれに分かれています。いわば、貸主から見ると守りの設備と攻めの設備という感じではないでしょうか。
「この設備が無ければ入居しない」
1.単身者向け
1位 室内洗濯機置場 →昨年1位
2位 TVモニター付きインターホン →昨年2位
3位 インターネット無料 →昨年3位
4位 独立洗面台 →昨年4位
5位 洗浄機能付き便座 →昨年5位
6位 備え付け照明 →昨年7位
6位 エントランスのオートロック →昨年6位
8位 宅配ボックス →昨年8位
9位 ガスコンロ(2口、3口) →昨年11位
10位 浴室換気乾燥機 →昨年16位
2.ファミリー向け
1位 室内洗濯機置場 →昨年1位
2位 独立洗面台 →昨年2位
3位 追い炊き機能 →昨年3位
4位 TVモニター付きインターホン →昨年4位
5位 洗浄機能付き便座 →昨年5位
6位 インターネット無料 →昨年6位
7位 システムキッチン →昨年7位
8位 ガスコンロ(2口、3口) →昨年8位
9位 エントランスのオートロック →昨年9位
10位 備え付け照明 ↑昨年11位
3.この結果を踏まえて
昨年とほとんど変わっていないです。しばらくはこの上位にある設備が必須ということでしょうか。
昨年の感想はこちら → 「2019年版人気設備ランキング!」
「この設備が無ければ入居しない」という設備に関しては、コロナ禍という状況の影響をあまり受けてないということでしょうか。
今年の結果から、気付いたことは、単身者向けの「ガスコンロ(2口、3口)」という項目です。ちなみに、13位に「システムキッチン」という項目もあります。
これは、最近の若い子がシステムキッチンのある家庭で育ってきている為、システムキッチンが当たり前という価値観になってきているということです。ひと昔前の、とりあえず一口コンロがあるというキッチンが敬遠されてきているといことのようです。
ただ、一人暮らしでシステムキッチンに住めるような若い方は、それなりに財力のある人たちです。一人暮らしをする若い方は、まだまだ財力がないため、システムキッチンがあるような賃料が高い部屋は贅沢で住めないと考えている人の方が多いです。
「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」
「・・・家賃が高くても・・・」とは言い過ぎなような気がします。
家賃が高くても決まるということは、「この設備があれば決まりやすい」という捉え方で参考にしてみてはいかがでしょうか。
1.単身者向け
1位 インターネット無料 →昨年1位
2位 エントランスのオートロック →昨年2位
3位 宅配ボックス →昨年3位
4位 浴室換気乾燥機 →昨年4位
5位 ホームセキュリティ →昨年5位
6位 独立洗面台 →昨年6位
7位 24時間利用可能ゴミ置き場 →昨年7位
8位 システムキッチン ↑昨年12位
9位 TVモニタ付インターホン ↑昨年15位
10位 エレベータ ↑昨年16位
2.ファミリー向け
1位 インターネット無料 →昨年1位
2位 宅配ボックス ↑昨年6位
3位 エントランスのオートロック →昨年3位
4位 追い炊き機能 ↓昨年2位
5位 システムキッチン →昨年5位
6位 ホームセキュリティ ↓昨年4位
7位 浴室換気乾燥機 →昨年7位
8位 防犯カメラ ↑昨年13位
9位 ウォークインクローゼット ↑昨年10位
10位 24時間利用可能ゴミ置き場 ↓昨年8位
3.この結果を踏まえて
全体的に見ると、インターネット無料は当たり前になってきています。是非この機会にインターネット無料という設備を検討してみてはいかがでしょうか。
単身者向けについてですが、まずは、システムキッチンが上昇中です。先程も書きましたが、若い方たちの価値観にようるものでしょう。今後建て替えなど予定しているなら、今までよりもキッチンを少し広くする必要が出てきているということでしょうか。
次に、TVモニタ付インターホンが上昇中です。最近、オートロックが必須のように言われてきている状況で、オートロックが無ければせめてTVモニタ付インターホンは欲しいということです。また、コロナ禍では在宅する時間が増えた人も多くなったことと、ネットで買い物も増えているため、TVモニタ付インターホンが必要だと考えている人が増えたのでしょう。このTVモニタ付インターホンという設備は物理的に設置可能だと思いますので、次に募集するときには、是非TVモニタ付インターホンを設置してみてはいかがでしょうか。
では、ファミリー向けを見てみます。まずは、宅配ボックスが上昇中です。コロナ禍ということで、ファミリーとはいえ今まで以上にネットでの買い物が増えてきているということでしょう。賃貸物件の状態次第ですが、宅配ボックスが設置可能であるならば、是非ご検討下さい。
次に、防犯カメラがベスト10入りしてきたということです。これも、コロナ禍ということで、子供たちの在宅時間が増えてきたことに比例しているのでしょう。防犯カメラも物理的には設置可能である設備なので、これも検討する価値はあると思います。
微上昇ではありますが、ウォークインクローゼットが伸びてきています。今後、賃貸物件を建替え予定であるならば、是非とも検討してください。
※収納スペースについてはこちらから ⇒ 「テレワーク(在宅ワーク)の普及に伴い、部屋探しも変化してきた?収納スペース」
そして、14位に「遮音性の高い窓」という項目が初登場してきました。これはまさにコロナ禍という状況を物語っているものです。物理的もしくは金銭的にも今ある賃貸物件に「遮音性の高い窓」を付けることは無理だと思います。ただ、今後この項目が上昇してくるのか、それとも下降していくのかを見ていくことは大事なような気はします。
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