2019年版人気設備ランキング!
「入居者に人気の設備ランキング」とは、週刊全国賃貸住宅新聞が管理会社にヒアリングを行い、毎年発表している設備ランキングです。
「この設備がなければ入居しない」「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」という2つの内容に分かれています。いわば、貸主から見ると守りの設備と攻めの設備という感じでしょうか。
※2018年度版「入居者に人気の設備ランキング」はこちら
「この設備が無ければ入居しない」
1.単身者向け
1位 室内洗濯機置場 →昨年1位
2位 TVモニター付きインターホン →昨年2位
3位 インターネット無料 ↑昨年5位
4位 独立洗面台 ↓昨年3位
5位 洗浄機能付き便座 ↓昨年4位
6位 備え付け照明 ↑昨年7位
7位 エントランスのオートロック ↓昨年6位
8位 宅配ボックス →昨年8位
9位 BS・CSアンテナ ↑昨年ランク外
9位 暖房便座 ↑昨年ランク外
2.ファミリー向け
1位 室内洗濯機置場 →昨年1位
2位 独立洗面台 →昨年2位
3位 追い炊き機能 →昨年3位
4位 TVモニター付きインターホン →昨年4位
5位 洗浄機能付き便座 →昨年5位
6位 インターネット無料 ↑昨年8位
7位 システムキッチン ↓昨年6位
8位 ガスコンロ ↑昨年9位
9位 エントランスのオートロック ↓昨年7位
10位 エレベーター →昨年10位
3.この結果を踏まえて
・「インターネット無料」のランクが昨年よりも上がってきました。これは、この設備が付いている物件が増えてきた影響だと思います。スマホがパソコン代わりになってきているので、今後、無料Wi-Fiを設備として付ける必要性が出てくると思われます。
・「室内洗濯機置場」「独立洗面台」「エントランスのオートロック」は、今では当たり前になってきている気がします。ただ、お部屋によっては、これらに改装することが不可能な場合や、相当な費用がかかってしまう場合があります。このような場合には、これらを補うための付加価値が必要となるでしょう。
・「追焚機能」はファミリー向け物件では、今も昔もあるとありがたい設備です。設備投資に余裕があれば、是非とも「追焚機能」に変更してみて下さい。
※「追焚機能」に関しては、プロパンガスの物件ならガス会社によっては、安くもし くは無料で交換できる場合があります。ガス会社によっては追炊機能以外のサービ スがあるかもしれませんので、是非相談してみて下さい。
・「TVモニター付きインターホン」は、古い物件でもだいぶ普及されてきているようです。この設備も是非とも付けておきたいです。
・「洗浄機能付き便座」は、古い物件ですとトイレにコンセントがなく取付不可能な場合がありますが、「洗浄機能付き便座」を取り付けないとしても、トイレにコンセントを付けておくことも考える必要があると思います。
・「システムキッチン」「ガスコンロ」は、システムキッチンに変更するには費用がかかりすぎるならば、サービス品としてガスコンロを設置してみてはいかがでしょうか。
・「備付け照明」は、それほど普及しているとは思いませんが、これもガスコンロと同じでサービス品として設置してみてはいかがでしょうか。
「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても決まる」
「・・・家賃が高くても・・・」とは言い過ぎなような気がします。
家賃が高くても決まるということは、「この設備があれば決まりやすい」という捉え方で参考にしてみてはいかがでしょうか。
1.単身者向け
1位 インターネット無料 →昨年1位
2位 エントランスのオートロック ↑昨年3位
3位 宅配ボックス ↓昨年2位
4位 浴室換気乾燥機 ↑昨年5位
5位 ホームセキュリティ ↑昨年6位
6位 独立洗面台 ↑昨年7位
7位 24時間利用可能ゴミ置き場 ↑昨年ランク外
8位 ウォークインクローゼット →昨年8位
9位 ガレージ ↑昨年ランク外
10位 追い炊き機能 ↑昨年ランク外
2.ファミリー向け
1位 インターネット無料 →昨年1位
2位 追い炊き機能 →昨年2位
3位 エントランスのオートロック →昨年3位
4位 ホームセキュリティ ↑昨年6位
5位 システムキッチン →昨年5位
6位 宅配ボックス ↓昨年4位
7位 浴室換気乾燥機 ↑昨年9位
8位 24時間利用可能ゴミ置き場 ↑昨年ランク外
9位 ガレージ ↓昨年7位
10位 ウォークインクローゼット ↓昨年8位
3.この結果を踏まえて
「24時間利用可能ゴミ置き場」「ガレージ」以外は、ここ数年の新築物件にはほぼ網羅されている設備です。かといって、ここ数年の新築物件のように今ある物件に設備を変更することは投資もかさむし、そもそも物理的に不可能な場合もあります。
「この設備がなければ入居しない」にもランクインしていた「インターネット無料」というサービスは、物理的に不可能な設備でもないので、今後、多くの物件が取り入れてくると思われます。
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