若者が「死の組」の本当の意味を知らなかった・・・
4月上旬に、2022年ワールドカップカタール大会の1次リーグの組合せ抽選が行われました。
皆さんご存知の通り、日本は、スペイン、ドイツ、コスタリカorニュージーランドと同組となりました。
抽選後は、スポーツ新聞、ニュース、SNSでは、「死の組」という単語が飛び交っていましたが・・・・
いやいや、「死の組」の使い方間違ってるだろ!!!
おかげで若者が間違った解釈してたぞ!!
若者が本当の「死の組」の意味を知らなかった・・・
先日、若い方と話す機会があって、
若者「今年はワールドカップですよね」
ジジイ「スペインとドイツが同組だよ。ある意味楽しみだよね」
若者「日本は”死の組”ですね!きついですよね」
ジジイ「・・・・いや、全然死の組じゃやないんだけど。
死の組の意味って知ってる?」
若者「???」
ジジイ「死の組ってのは・・・・・
若い方は、スポーツ新聞の見出し、SNSで使われている「死の組」をそのまま受け入れていたようで。日本にとっての「死の組」だと。
ジジイのうんちくスタートです。
日本は「死の組」に・・・???
そもそもの「死の組」という単語の解釈を、マスコミが勝手に変えているように思えます。見出しに「死の組」というインパクトを与えて売るための戦略でしょう。
日本語的に言えば、ドイツとスペインという超強豪国と同じグループだから、日本から見れば日本は決勝トーナメントに進出するのはとてもとても難しい、だから「死」だと。
こう解釈できます。
だから、一概には間違っていないのかな?とも思いますが。
逆の立場に立ってみるとどうでしょう。
スペインやドイツから見れば、3試合のうち2試合が日本とコスタリカorニュージーランドとの試合、普通にやれば勝てるでしょ、なんてラッキーな組合せなんだと。
こうなりませんか。
本当の「死の組」とは?
「死の組」とは、スポーツ競技でグループリーグ戦や予選で、強豪国が集まってしまった組のことです。
例えば、極論ですが、サッカーワールドカップのグループリーグで、
ブラジル、スペイン、フランス、イングランド
が決勝トーナメントをかけて戦うとしたら。
どこの国から見ても、とんでもなくきついですよ。
まさに「死の組」です。
グループリーグは上位2か国が決勝トーナメントに進むわけです。その組に強豪国が3か国以上集まると競合国が1つ負けるわけです。こういう状態を「死の組」と言うわけです。
なので、2022ワールドカップカタール大会のグループE
スペイン、ドイツ、日本、コスタリカorニュージーランド
この組は、死の組でも何でもありません。
スペインとドイツはラッキーなグループだねという組です。
万が一、日本がスペインかドイツを破って、グループリーグを突破することになれば、世界中から驚きと称賛の嵐でしょう。
過去の「死の組」
過去のワールドカップを見ると「死の組」はあります。
2002年の日韓大会グループF
アルゼンチン、イングランド、スウェーデン、ナイジェリア
この組み合わせはまさに「死の組」です。アルゼンチン、イングランドそしてスウェーデン、さらにはアフリカの強豪ナイジェリア。勝ち点を計算できる試合が1試合もないとう組合せでした。
※勝ち抜けは、スウェーデンとイングランド
2014年ブラジル大会グループD
イタリア、イングランド、ウルグアイ、コスタリカ
この組み合わせは、イタリア、イングランドの2か国に続いてウルグアイ。この3か国のうち2か国が勝ち抜けるだろうと。コスタリカから確実に勝ち点をあげられないと厳しくなるという状態。
※勝ち抜けは、コスタリカ、ウルグアイ
サッカーに詳しくない人は分かりづらいかもしれませんが、こんな感じが「死の組」です。
それにしたって、日本が勝つとこ見てみたい♪
でも、日本が勝つところを見てみたいですよね。
ワールドカップ本戦出場も今回で7回目です。
そろそろ、強豪国を破るところを見てみたいです。
いいサッカーとか要りません!
どんな形にせよ、勝つところを見たいです!
2010年南アフリカ大会では、岡田武史監督は本番直前に超守備的布陣にメンバーを変えました。そのおかげで、中村俊輔選手はスタメン落ちです。
でも、結果的にはグループリーグ突破です。
これもありです!とにかく勝つところを見たいです!
過去のワールドカップを見ると、必ずどこか強豪国がグループリーグで不覚をとります。
前回の2018ロシア大会では、ドイツが、
2014ブラジル大会では、スペイン、イタリア、イングランドが
2010南アフリカ大会では、フランス、イタリアが
などなど。
可能性は0ではありません!
期待してます!
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