家賃の未納!まさかの約3年分!
今日は今まであった賃貸物件での小咄を。
オーナー様から、家賃の未納があるから退去させたいというお話です。
滞納家賃が多すぎです!
家賃の未納がどのくらいあるのか?と聞くと、
「最大で3年分ぐらい」と。
3年分の未納!?何で3年分も?
「確認していなかった」と。
今はどのくらいの未納が?
「1年分ぐらい。2年分は免除しました」と。
2年分免除!?それでもまだ1年分の未納!?
「なかなか払ってもらえそうにないから、退去してもらいたいんです」と。
これは、完全に弁護士案件です・・・。
オーナー様は必ず毎月家賃のチェックを!
川崎で仕事をするようになって、驚いたことは、家賃管理を貸主自ら行っていることが多いということです。以前働いていた場所では、管理会社が家賃管理も含めて管理をしている物件がほとんどでした。なので、毎月オーナー様に家賃の送金などするために、お金の精算作業がなかなか大変で。
管理会社が家賃を管理している場合、滞納分の督促は管理会社が行います。たいていの場合は、月末までに家賃の振込がないと、督促状を作成します。
ところが、家賃の管理を自ら行っているオーナー様は、毎月チェックしている方のほうが多いのですが、全くチェックをしていない、たまにチェックをするというオーナー様もいらっしゃいます。
家賃のチェックを怠っていると、未納家賃に気付くのが遅くなり、未納家賃が何ヶ月にも膨れ上がってきます。未納家賃が多くなればなるほど回収も難しくなります。
未納家賃があれば、すぐに連絡するなり、督促状を出すことが大事です。
オーナー様は、必ず毎月家賃のチェックを行って下さい。
いきなり、何ヶ月も、何年も家賃が払われていないんですと相談されても、我々としてはどうしようもありません。弁護士さんに任せるしかなくなります。
家賃の滞納は、長く入居している人に多い?
ここ最近、賃貸借契約を結ぶ時、たいていの場合は、保証会社に入っていもらっています。なので、オーナー様には必ず家賃が支払われることになります。
ところが、ひと昔前だと、連帯保証人を付けて賃貸借契約を結んでいることが多いです。そのため、家賃の滞納はオーナー様自らがチェックをしなければなりません。
つまり、最近入居して保証会社に加入している入居者は、家賃については安心ですが、長く居住している入居者の家賃については、常に注意を払う必要があります。
自分で家賃を管理するのが大変、難しい、できないという方は、不動産会社に任せましょう
自分で家賃を管理するのが大変、難しい、できないというオーナー様も多いと思います。年を取ってきてなかなか難しくなってきた、親の相続で受け継いだものの他にも仕事があるから大変、など理由は様々あると思います。
そんなときは、不動産会社に相談してみて下さい。
当然、家賃を管理してもらうのはタダではありません。ある程度の手数料はかかります。しかし、何ヶ月も、何年も未納家賃があるよりはマシだと思います。
未納家賃が膨らみ退去させられた方の部屋から・・・
前述のオーナー様は、弁護士さんを頼り、退去させることにしました。
退去後の敷金の精算をするために(滞納が多いので敷金は戻ることはありませんが、原状回復費などはきちんと出さなければいけないので)部屋を見ることに。
ここからは、どうでもいい余談です。
押入れに古い新聞がきれいに敷かれていました。
1990年5月の新聞です。あまりにきれいに敷かれてあったので、感動してつい写真を撮ってしまいました。
ちなみに、左の記事ですが、「”休養”十分 桑田が完封」という見出しの意味分かりますか?
この年、桑田さんは野球賭博関与の疑いで新聞や週刊誌に叩かれまくったうえ、謹慎処分となった年です。それで「”休養”十分」という嫌がらせのような見出しになったのでしょう。
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