東京圏、2020年7月は転出超過!一極集中に変化?
総務省が27日に公表した7月の人口移動報告(外国人含む)で、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)から他の道府県への転出が転入を1459人上回り、人口流出に当たる「転出超過」となったことが分かりました。
2020年7月の東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県及び千葉県)の転入・転出の状況をみると、
・転入者数は2万9103人で前年同月に比べ5591人(前年同月比-16.1%)の減少
・転出者数は3万562人で前年同月に比べ1857人(同-5.7%)の減少
・その結果、転出者数が転入者数を1459人上回り、外国人を含む移動者数の集計を開始した2013年7月以降初めての転出超過
新型コロナウイルスの感染者が急増した東京都への転入が減り、2カ月ぶりに都が2522人の転出超過となったことが影響したようです。
※出典「総務省統計局 統計Today №161」
2020年7月の都道府県間移動者数は前年同月に比べ減少
都道府県間移動者数の推移をみると、
・緊急事態宣言が発出された4月は-7.7%と減少
・5月は-31.5%と更にその減少幅は拡大
・緊急事態宣言が解除された後の6月は1.3%とほぼ横ばい
・再び新規陽性者数が増加した7月は-12.5%の減少
東京都は7月に再び転出超過
東京都の転入・転出の状況は、
・2020年5月に、外国人を含む移動者数の集計を開始した2013年7月以降初めての転出超過
・6月は転入超過
・7月は、転入者数が2万8735人で前年同月に比べ4203人(前年同月比-12.8%)の減少、転出者数が3万1257人で前年同月に比べ482人(同-1.5%)の減少となり、その結果、転出者数が転入者数を2522人上回り、再び転出超過
まとめ
コロナによる影響で、東京圏特に東京都から転出する人が増加しているということがはっきりと分かる資料です。
テレワーク、在宅ワークが本格化しているとも考えられますが、今後、各企業の対応がどのように変化していくかに注目しいく必要があります。
このまま東京圏からの転出超過が続くのであれば、今後の対応も変わっていきます。時代の流れに遅れないよう、しっかりと見極めていくよう準備する必要があります。
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