空部屋を利用する犯罪に注意!
賃貸住宅の空き部屋を利用した犯罪が起きています。
特に多いのが、空き部屋でのネット注文をした商品の受け取りです。
空き部屋で商品受け取り
だいぶ前の話ではありますが、2016年7月に以下のような事件が報道されました。
「空き部屋で商品受け取り ネット通販不正注文で容疑の中国人留学生逮捕」
通販サイトで不正購入した商品を空き部屋に届けさせたとして、警視庁は、東京都台東区西浅草2丁目、中国籍の大学生A容疑者を窃盗容疑で逮捕した。首都圏のアパートの空き部屋を勝手に使い、商品を受け取る窃盗グループの一員とみて調べている。
サイバー犯罪対策課によると、A容疑者の逮捕容疑は、他人名義のクレジットカード情報を使って通販サイトで腕時計など計7点を注文し、文京区や中野区、千葉県船橋市のアパートの空き部屋に届けさせたというもの。空き部屋に勝手に入った受け取り役が、住人を装って受け取ったという。
この報道の前から、空き部屋を利用した犯罪が増加しているということで、不動産会社(特に賃貸管理)は空き部屋に関しては、巡回を増やしたり、鍵の管理を強めたり様々な対策を行っております。それでも空き部屋を利用した犯罪の数は減りません。
空き部屋のポストに請求書が
つい先日、「空き部屋を利用された」という話を聞きました。
この物件のオーナー様は、定期的に物件清掃を行っておりますが、ある日、空き部屋のポストに全く見覚えのない宛名の請求書が十通以上届いていたそうです。
請求書を送ってきた会社に対して、この部屋には人は住んでいないので請求書を送らないでほしいと連絡し、請求書の郵送を止めてもらうことにしたそうです。
その時に分かったそうですが、すべての受取日が同日で、すべてネット注文だったそうです。
幸にも部屋の中は荒らされた様子はなく、部屋自体に被害はなかったそうですが、オーナー様からすれば気持ちのいいのもではありません。
空き部屋のポストに知らない人物の名前あての封書が
また、空き部屋のポストに、全く知らない人物の宛名で封書が届いていて、しかも、何種類もの様々な宛名でという話もあります。
全く知らない人物宛の封書等が届いたという話は、だいたい空き部屋の期間が長い場合に多いようです。
おそらく、こうした空室期間が長い部屋が狙われやすいのではないでしょうか。
ただ、退去後2,3か月の間に、何種類もの様々な宛名の封書が届いたという話もあります。
空室の見回りと鍵の管理はしっかりと
空室は、様々な人の出入りがあります。
例えば、内見のため様々な不動産会社が様々なお客様を連れてきます。
いつどこで、情報が漏れるかは分かりません。
定期的に空き部屋の確認は必要でしょう。
さらに、鍵の管理もさらに厳重にすることが必要でしょう。
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