松下幸之助の言葉「不景気は商売の師匠」
松下幸之助と言えば、皆さんご存知、パナソニック(旧松下電機)の創設者です。
経営の神様とも言われ、たくさんの名言を残しています。
先日、「脱力タイムズ」という番組内で、紹介された松下幸之助さんの名言が、今の世の中にぴったりだったのでご紹介させていただきます。
不景気は商売の師匠
番組内で紹介されたものをそのまま抜粋します。
不景気ほどわれわれはほんとうのことが分かるんやと
お客さんを迎えてどの程度お辞儀したらええかということも
不景気になってはじめて知ったと
不景気が大きな商売の師匠である
「不景気が商売の師匠である」って、発想の転換が凄いなと。さすがは経営の神様です。
非常に興味をもち、この言葉を検索してみました。
すると、「1982年7月19日 松下電器 経営幹部への講話」という映像がありました。
「不景気は商売の師匠」全文
不景気になって商売を知ると。
不景気になってはじめてなすべきことを知る、ということでは、今度の不景気になったことは松下電器のために非常に幸せやと、私は思うてんのや。
だから、この不景気に、非常に皆さんがいろいろ勉強しておられることは、大変なことに存じますけれども、この機会にですな、不景気ほど、我々は本当のことが分かるんやと。
不景気ならなんだら、分からへん。
お客さんを迎えて、どの程度お辞儀したらええかということも、不景気になってはじめて知ったと。そうなるもんや。
不景気ならなんだらそんなん分からへんと。
不景気が教えてくれる。
不景気が大きな商売の師匠である。
こう考えたらええと。
本当にそうですよね。今のご時世、コロナ禍という前代未聞の真っ最中です。
今の状況になって初めて気づいたことも多々あります。
そして、このあともドキッとさせられる続きがあります。
続きの言葉には、ドキッとさせられた
だから私は、不景気になったということを耳にして、皆さんが苦心しているというんで、集まって勉強会を開いておられたということを聞いて、内心、非常に喜んでおるわけや。
これで大丈夫やと。
こういうことが会合をやって勉強されるという以上はまず大丈夫やと。
それでまあ、僕は安心しとんのやけども。
不景気に、本当に我々は成長していくもんや。
不景気がなかったら成長しない。
※以上 1982年7月19日 松下電器 経営幹部への講話 より
松下幸之助さんが、松下電器の経営幹部の皆さんへ、苦心しているなか勉強会をしていることで私は喜んでるし、大丈夫やと、という言葉を述べています。
ドキッとします。
私は、代表に、喜んでいるし、大丈夫だ、安心していると思われているのでしょうか・・・。
思われているわけがない・・・。絶対に・・・。
頑張らんと・・・。
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