貸主の修繕に伴う借主の義務(住宅防音工事)を果たしたときのお話しです
相模原市南区の一部の地域では、厚木基地にかかる航空機による騒音被害を軽減するために住宅防音工事の助成を行っています。
これにより、住宅防音工事対象区域の多くの賃貸住宅では、この防音工事を実施しています。
借主にとっては、結構大変な協力となりますが、貸主が修繕を行おうとしているので、借主としてはこれに協力する義務があります。
今回は、この防音工事を実際にどのように行われたかを記事にしていきます。
設計士による採寸
防音工事では、窓の取替、エアコンの設置、吸気口の設置、換気扇の交換、玄関ドアの交換などを行います。
そこで、まずは設計士さんが窓や窓枠のサッシ、玄関ドアの枠などの採寸をし、さらにはエアコンの設置台数、換気扇の交換箇所、吸気口の設置場所などを確認します。
これがだいたい半日程度。
行政の人が確認
次に、設計士さんが書いた図面の確認のため、行政の人が訪問します。
これが、だいたい30分ぐらい。
エアコン設置、換気扇の交換、吸気口の設置
いよいよ室内の工事です。
室内の工事に協力するために、まずは部屋の大掃除。これは協力というより、あまりに汚いので、見られても恥ずかしくない程度に・・・。
さらには、工事箇所の荷物や家具の移動。
そして、工事業者の方々を迎え入れます。
元々1台エアコンは設置していましたが、もう1台エアコンを設置します。
そして、キッチンの換気扇と浴室の換気扇の交換です。キッチンの換気扇はまだ6年ぐらいのものだったので、もったいないなぁと思いましたが。
そして、各部屋に吸気口の設置です。築年数がそこそこある建物だったため、吸気口は1カ所しかありませんでしたが、全部屋に吸気口がつきました。
吸気口を設置するにあたっては、壁に穴を開けるため、壁のレントゲン撮影もしました。穴あけはやっぱりなかなかの音量でした。
これが約半日以上。
窓、サッシの交換
そして、いよいよ窓とサッシの交換です。
ちょうど、最低気温がこの冬一番の寒さというときでした。
窓とサッシが取り外され、冷たい風が吹き込む状態に・・・。
外出するときと同じ格好(ダウンジャケット)を羽織った状態で工事を見ていました。
写真ではわかりずらいですが、複層(2重)ガラスになりました。
複層ガラスは、ふつうのガラスに比べれば、結露がしにくいようです。
防音工事は、読んで字のごとく防音のために窓を取り替えるため、室内の密閉度が高くになります。そのために、結露がしにくくなるように複層ガラスになったようです。各部屋に吸気口を設置したのもそのためです。
ちなみに、窓とサッシの交換工事は、シーリング(防音、断熱のため充填材などで塞ぐこと)を含めると約2日間かかりました。
貸主の修繕義務に借主が応じる義務は結構大変でした。
室内に工事業者が入ってやる工事は終わりましたが、外側はまだやることがあるそうです。
そして、この後、行政の人が再び確認に来るようです。
これで工事は以上になります。
人生で初めて修繕に協力しましたが、結構大変でした。
工事中は、こっちをやるからこっちの部屋に移動と居場所はないし、工事の邪魔にならないよう気を遣うし、結構大変でした。
さらに、業者さんたちは朝が早いです。9時ぐらいから始めますと聞いていたのに、8時半、8時15分、8時ぐらいとだんだん早くに、ピンポーン。休日に工事をしてもらっていたので、ゆっくり寝れません。
今までは、管理会社の立場で借主の義務だから応じるのは当たり前とだけ思っていましたが、今後は、この大変な思いを含めて、借主の皆さんにはもっと丁寧にご協力頂くよう伝えたいと心から思いました。
最後に、玄関扉に凹み傷が・・・・。おそらく運搬中に凹んだものだろうと・・・。
後日玄関扉を取り替えますと・・・。
まだ終わってなかった・・・。
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