オーナー様
2024-10-08
マンションの粗大ごみ問題
川崎市宮前区西野川の不動産会社、藤伸興業(とうしんこうぎょう)株式会社の佐藤です。
マンションで問題となることがある粗大ごみの不法投棄。 本来は自治体に有料で引き取ってもらわないといけない粗大ごみを、マンションのゴミ置場に置いていく人がいるそうです。ゴミ出しのルールを守らない住民がいるマンションでは、近隣トラブルにも発展しかねません。
今日は、粗大ごみの扱い方についてのお話です。
粗大ごみの定義
粗大ごみと聞くと、ゴミ袋に入らないような大きなゴミをイメージする人も多いかと思いますが、粗大ごみの定義は自治体によってばらつきがあります。定義として多いのは「30㎝以上のもの」ですが、ある市では「50㎝以上のもの」とされており、中には「100kg以上のもの」と重さを指定しているところもあります。
市区町村の決まりに従って粗大ごみを出さなければ、回収されずそのまま出した場所に放置されてしまいます。
近隣住民の迷惑になるため、お住まいの自治体のゴミ出しのルールをよく確認する必要があります。
粗大ごみには、タンスや机などの家具類、布団やマットレスなどの寝具類、その他楽器、自転車などがあります。家電も粗大ごみに該当しますが、家電の中には資源を有効活用するために、自治体ではなくリサイクル専門業者に引き取ってもらわなければならないものがあります。
リサイクル対象機器は、エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫(冷凍庫)の4点です。鉄くずとして電子レンジやプリンターなどを引き取ってくれる不用品回収業者もありますが、無料なのか有料なのかをよく確認して処分するようにしましょう。
粗大ごみの処分手順
1.自治体のゴミ処理センターに回収を申込む
2.コンビニ等で"ゴミ処理券"を入手する
3.回収の時間までに指定場所にゴミを置く
よくある粗大ごみトラブル
以下のものがよく挙げられます。
・粗大ごみを通常のゴミと同じように捨ててしまう
・回収されなかった粗大ごみが、ゴミ置場に放置されたままになっている
・近隣住民による不法投棄
特に2番目の「ゴミ置場に放置されたままになっている」ことが起き続けてしまうと、粗大ごみで歩道が占拠されて通行しづらくなると近隣住民にも迷惑がかかり、マンションだけの問題ではなくなります。
予防策として
粗大ごみのトラブルを防止するには、不法投棄をさせないための環境づくりが大切です。自分自身がゴミ出しのルールについて確認することは当然のこととして、現時点でマンションの敷地内でゴミの不法投棄を発見したら管理会社に連絡し、張り紙や警告文の配布をしてもらいましょう。
対策をして改善されない場合でも、ゴミを放置した本人に直接忠告するのは今後の近所付き合いにも影響が出ることが考えられるため、あまりおすすめできません。粗大ごみの放置はマンションの景観を損なわせるだけでなく、放火の原因にもなりかねない問題ですので、マンション全体の課題として一緒に考えてもらいましょう。
藤伸興業株式会社
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