結果がすべて?
2002年日韓、2010年南アフリカに続いて、3回目の決勝トーナメント進出が決まりました。本気で決勝トーナメント進出ができると思っていた人はどのくらいいたのでしょうか。前評判からすると、「結果的には」見事としかいいようがないことです。
「結果的には」と言ったのは、最終戦の後半残り10分ぐらいの戦い方に、思った以上に批判が多かったからです。日本国内でも海外メディアからも。
決勝トーナメント進出の為の条件等は省略しますが、後半37分に長谷部選手がピッチに入ってから、負けていたのに得点を取りに行かずに、他力本願(他会場の結果に運を任せて)で約10分間ボール回しに徹して負けたまま試合を終わらせました。確かに、観客からブーイングが出ましたし、お金を払って生観戦している人にとってはつまらない試合になってしまいました。
「結果的には」でいいのではないでしょうか?そもそも、決勝トーナメント進出という目標でも、大変な目標です。元々、泥臭くても何でもいいから勝つということが目的だったのではないのでしょうか。
極論すれば、「勝てば官軍、負ければ賊軍」です。おそらく数年後には、この試合の内容はほとんどの人は「そんなことあったな」程度で、2018年ロシア大会では日本は決勝トーナメント進出した、という事実だけが残ると思います。
海外メディアも自国が同じような立場で同じことをしたら批判するのでしょうか。きっと、見事な戦略、ギャンブルに勝った、当たり前のことをしたまで、などと絶賛するのではないでしょうか。妬みに近いものもあるのではないでしょうか。
サッカーという世界的なスポーツでは弱者の日本が、強者が逃げ切る手法で決勝トーナメント進出を決めるということ自体、誰が想像できたでしょうか。1、2戦に出場したメンバーの6人を入れ替えても決勝トーナメント進出を決めるとは、誰が想像できたでしょうか。「結果的には」決勝トーナメント進出ということは素晴らしいことです!
次戦は世界ランキング3位のベルギーです。次戦も普通に考えれば、世界的に見ても、日本が勝つとは思えません。しかし、期待します、日本初のベスト8というものを。
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