武蔵小杉も変わっちまったな・・・
しかし、開発を進めていくうえで無くなっていくものも
例えば、マクドナルド。小杉周辺には長年、地元で親しまれていたマクドナルドが3店舗ありました。東横線新丸子駅構内にあった"新丸子駅店"、JR武蔵小杉駅北口高架下の"武蔵小杉駅前店"、そして、東横線武蔵小杉駅南口の駅前仲通り"センターロード"入口にあった"武蔵小杉店"です。南北にほぼ500m間隔で位置していました。
特に駅南側の武蔵小杉店は1984年に開店し、2016年2月まで約31年も続いた老舗で、地元の”マック愛好家”の方には長年愛されてきました。一方で、駅北側にある武蔵小杉駅前店も2000年にオープンし、2016年10月に閉店するまで16年間営業を続けてきました。新丸子駅店は2016年1月に14年の歴史に幕を閉じました。旧マクドナルド武蔵小杉店の跡地には現在、薬局が出店しており、地元の方からは「寂しい」や「おやつ代わりに買える店がなくなり、不便になった」などと言った声が多く聞かれました。
タワーマンション建設ラッシュで人口の増加
武蔵小杉駅のある川崎市中原区の人口は、同市7区の中で最も多い約25万2000人に上っている。これは東京の渋谷区や港区よりも多い人口となっております。2017年4月1日現在の中原区の人口密度は、1平方kmあたり1万7031人でこちらも川崎市7区で1位となっている。 武蔵小杉では、駅周辺の再開発事業で2006年から高層マンションの建設が始まり、人口増加に拍車がかかりました。小杉駅周辺はこの11年間で約6600戸分のマンションが供給され、子育て世代や働き盛り世代を中心に人口が約1万5000人増えております。2015年の国勢調査では10年と比べた人口増加率が5.8%に達し、神奈川県内の市区町村別で首位だったそうです。
もともと郊外の農村でしかなかった武蔵小杉周辺は1930年代、東横線と南武線の2線が使えて交通の便が良いこと、南武線沿線に広くて安いまとまった土地があったこと、塩害が少ないことなどから、現在のNECや富士通、東京航空計器といった大企業が工場を建設。従業員の社宅も多く造られておりました。 しかし、産業の空洞化やバブル崩壊後の平成不況などで、企業の工場移転やその用地の売却に伴う"工場跡地"が出現し、かなりまとまった広さの空き地が大手不動産デベロッパーにもたらされることになりました。
今後どうなるの?
川崎市は現在、武蔵小杉駅東口エリアや駅西側に比べ、再開発事業が立ち遅れていた駅北口エリアに注力しています。JX日鉱日石エネルギー社宅跡地では"パークシティ武蔵小杉・ザ・ガーデン"の"タワーズウエスト"と"タワーズイースト"が建設中です。また、現在の日本医科大学武蔵小杉病院の場所に、三菱地所レジデンス・大成建設が50階建ての2棟構成の"ツインタワーマンション"の建設を予定。計画中のものをすべて含めれば、将来武蔵小杉駅周辺には15棟のタワーマンションができ、現在よりもさらに約3700戸、約8300人が増える見込みです。
5路線乗り入れで1日45万人の乗降者
では、武蔵小杉がこんなにも人気を集め、次々とタワーマンションができるのはなぜなのか?そこに迫っていきましょう!
大きな要因の一つとして2010年にJR横須賀線武蔵小杉駅という新駅ができ、東京や品川など都心へのアクセスが格段によくなったことが大きいです。 現在、武蔵小杉駅には、JRの南武線、横須賀線、湘南新宿ラインと東急の東横線、目黒線の2社5路線が乗り入れ、品川には10分、渋谷には13分、新宿や東京には18分でアクセスが可能です。相互乗り入れを含めれば、東京メトロの南北線や副都心線、都営三田線など13路線の利用が可能となり、武蔵小杉駅から288駅に直通で行けます。 武蔵小杉駅は現在、1日に約45万人の乗降客が利用し、この10年で4割も増えるまでに至っています。
なぜ、閉店することになったのか
利用者が増えているにも関わらず、なぜマクドナルド3店舗は次々と閉店したのか。武蔵小杉からマクドナルドがなくなる一方で、交通の便が小杉より良くない南武線隣駅の武蔵中原駅や武蔵新城駅のマクドナルド2店舗は営業を続けています。日本マクドナルドは、2014年に発覚した期限切れ鶏肉の使用などの問題で業績が悪化、2015年12月期の決算では過去最大となる347億円の最終赤字を計上したことは記憶に新しいと思います。経営再建のために2015年から2016年初旬までに、長期的な採算が見込めない131店の「戦略的閉店」を実施した。マクドナルドはこの戦略的閉店の対象となった具体的な店舗名を明らかにしてはいませんが、"2016年初旬"に閉鎖された新丸子駅店と武蔵小杉店がともにその対象となった可能性がありますね。
また、同社は2018年末までに既存店をモダン化するため、総店数の90%について改装、改築を行っていおります。 東横線高架下にあった武蔵小杉駅前店と新丸子駅店はもともと、目黒線の武蔵小杉までの延伸を目的とした2000年の東横線多摩川〜武蔵小杉間の複々線化後に開店。現在、同区間の高架橋の耐震補強工事を行っているが、両店はその工事のために閉店されたとの見方もあります。
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